【映画】 世界侵略 : ロサンゼルス決戦  の感想とか。

2015-11-15映画世界侵略:ロサンゼルス決戦, 映画

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(前ブログより一部修正を加えて転載)

世界侵略 : ロサンゼルス決戦
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2011年 アメリカ
原題: Battle : Los Angeles
監督:ジョナサン・リーベスマン
キャスト:アーロン・エッカート
     ミシェル・ロドリゲス
     Ne-Yo
     ブリジット・モイナハン
     マイケル・ペーニャ
字幕翻訳:太田直子


ネタバレは無しで。

この映画が公開された時期は、やたらとエイリアン絡みの映画が多かった時期でした。

その多くがお世辞にも出来が良いとは言えないなかで、ダサさ全開のタイトルがついたこの映画も、決して期待度の高い映画ではありませんでした。
しかし……

こういう映画を待っていた!!

後にも先にも、ここまで熱くなれたエイリアン映画は存在しません。
素晴らしい。

描かれるのは、人間VSエイリアンのドンパチ合戦。
以上。

世界中の国々と連携しての大規模作戦?
スピード感溢れる戦闘機とUFOのドッグファイト?
大統領の力強い演説?
エイリアンの宇宙船に乗り込んでの大立ち回り?

そんなものは、
この映画では一切描かれていません。

海兵隊の数人のグループが、ただひたすらに地を這いつくばって、宇宙人と撃ち合いをする。
それだけ!

それだけなんだけど、それだけなのにやたらとお金がかかっていて、魅せ方も本当に男ゴコロをよくわかっていて。

もう本当に、ただただ画面内で繰り広げられる熱い戦いにアドレナリン出っぱなしで2時間を過ごせてしまう、そんな映画なんです。

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エイリアンとのドンパチ映画は貴重

「エイリアンを相手に撃ち合いをするだけの映画」というのは、実はあまり作られていません。((ふれいぶ調べ

たとえば「インデペンデンス・デイ」のエイリアン。
彼らが宇宙の彼方から担いできたのは、街ごと吹き飛ばす破壊力を持つレーザー兵器を備えた大型UFOに、ミサイルの効かないシールドを展開する小型UFOの大群……
人間が何百人何千人と集まってマシンガンをぶっ放したところでどうにかなる相手ではありません。

必然的に人類側が用意する兵器も戦闘機のような大型の物になり、描かれる戦いはそれはもう、大規模なものでした。

「バトルシップ」はエイリアンとのドンパチはほとんどなく、人間の戦艦とエイリアンの戦艦同士の撃ち合いがメインとなっていました。
アレはアレで悪くはなかったんだけれども、あくまで海戦なのですよね。

「スターシップ・トゥルーパーズ」の1作目は、壮大な規模でエイリアンとの陸上戦を描いていましたね。
でも相手は宇宙人というよりただのデカい虫なので、銃を撃ってるのはコッチ側だけ。

他にも、「エイリアン」はドンパチじゃないし鬼ごっこメインだし、「E.T.」はTHE トモダチムービーだし、「メン・イン・ブラック」は戦いじゃなくてコメディアクションだし。

やっとエイリアンとの撃ち合いっぽいのが出てきた!と思ったら、数人しかキャストを用意できない超低予算映画で、迫力など微塵も無いものだったりする。

そんなわけで、エイリアンがちゃんと銃を持ってきてくれて、人間とのドンパチに付き合ってくれる。
そんな映画は本当に、本当に貴重なんです。

「相手がエイリアンである必要性がない」だなんてとんでもない。
「やっとエイリアンを相手に作ってくれたか!」ぐらいのテンションですよ、私はね。

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真面目に考えたら負け

ドンパチ映画としてのクオリティはそれなりに高く、「インデペンデンス・デイ」なら4、5分で済ませてしまうような狭い範囲のなかで、密度の濃い銃撃戦が繰り広げられます。

敵味方ともに戦闘への参加人数は少なめですが、その分それぞれのメンバーにグッと寄った撮り方で、スピード感も迫力もたっぷりのバトルが展開されるので没入感が凄いです。

人類とエイリアンのパワーバランスも絶妙。
「メインのメンバー以外は続々と倒れつつ、適度に苦戦しながらもギリギリで勝てる」という、ちょうどええ感じのバランスが終始保たれます。

このパワーバランスがこの映画を面白くしているキモである一方で、実はこれがこの映画の最大の弱点でもあります。

というのも「宇宙の遥か彼方から旅をしてきたエイリアンが、人間と同じ土俵でドンパチをする」ということ自体、嘘くさいのですよね。

「どこかの映画のように、空からレーザーで焼き尽くせばいいじゃないか」
と言われれば、私も反論のしようがありません。

この件に関しては……考えたら負けです。
時々垣間見える「アメリカ軍万歳!!」な雰囲気のあるセリフ、大事なラストシーンにおける海兵隊の皆様方の行動、他にも嘘くさい部分はたくさんありますが、気にしたら負け!!

アホになりましょう。
余計なことを考えないで、暑苦しさ全開で戦う海兵隊のみんなを応援しましょう。
この手の映画は、頭空っぽにして観てスカッとしてナンボです。

エイリアンがこちらの攻撃に対してビビりまくっている様子もかわいいですよ。

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わりと大物いっぱいのキャスト

最後に俳優陣の紹介を少しだけ。

主人公のナンツ二等軍曹を演じるのは、「ダークナイト」で存在感たっぷりの演技を見せたアーロン・エッカート。
不屈のリーダーを力強い演技で演じ抜いています。

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そして男の中に混じって泥臭いアクションをさせたら右に出る女優は居ないミシェル・ロドリゲス姐さん。

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他にも「アイ, ロボット」でウィル・スミスと共演したブリジット・モイナハン、
「ザ・シューター/極大射程」でヘタレだけど真面目なFBI捜査官を演じたマイケル・ペーニャ、
そしてR&BシンガーのNe-Yoなど、
誰もが知ってる大物は居ないものの、映画好きなら豪華さがわかるメンツが揃っています。

相変わらずの文章量の多さですが、それだけ熱意を持っておすすめしたいドンパチ映画です。
ただのドンパチ映画ですので、SF(サイエンスフィクション)超大作を期待してはいけませんよ。
やたらとお金のかかったB級映画、ぐらいのつもりで観ましょう。
ぜひ一度、ご覧ください。

ほな、また。

(Youtubeの予告編。
私自身は映画鑑賞前に予告編を見る事を推奨しておりませんが、気になる方はどうぞ。)


視聴環境
・初回視聴はMOVIX堺
・2回目以降はブルーレイ版、英語音声にて鑑賞。DTS-HD Master Audio 5.1ch
 ・TV:ソニー BRAVIA KDL-40V5
 ・AVアンプ:ヤマハ AX-V1065
 ・ヘッドフォン:beyerdynamic DT990pro