【映画】 007 カジノ・ロワイヤル 感想とか。

2015-11-29映画007, カジノ・ロワイヤル, 映画

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2006年 イギリス・アメリカ
原題: 007 Casino Royale
監督:マーティン・キャンベル
キャスト:
ダニエル・クレイグ
エヴァ・グリーン
マッツ・ミケルセン
ジュディ・デンチ
字幕翻訳:戸田奈津子


「クールなタフガイ」を地で行くクレイグ版ボンドに惚れ惚れ

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初めて”ちゃんと”観た、007

ショーン・コネリーが初めてジェームズ・ボンドを演じて以来、主演俳優を変えながら、50年以上にわたって続いてきた007シリーズ。
先代ボンド(ピアース・ブロスナン)の作品をTVで目にする機会はあったものの、この「カジノ・ロワイヤル」を観るまで、ちゃんと腰を据えて007を観たことの無かった私。
私が高校生の時に「007 慰めの報酬」が公開されるにあたり、「そういえば007をちゃんと観たことがないな」と鑑賞したのが、この「カジノ・ロワイヤル」でした。

フザけすぎない007

私の中でのジェームズ・ボンドは、いつもニヤニヤしているし、近未来感に溢れてオモチャにしか見えない超兵器をブン回すイメージがありました(主に、ブロスナンのせい)が、今作のボンドはそうではありません。

寡黙でクールな印象を基本としつつも、時々思い出したように遊びを入れて少しだけ口角を上げる様子はイヤミっぽくなり過ぎずカッコイイ。
アクションにしても必要以上の”カッコつけ”はせず、リアルから離れすぎないスケールの中で迫力が出るように作られています。

先代ボンドの007からの雰囲気の変化は、ブルース・ウィリスのダイハード的な何でもアリの007から、マット・デイモンのボーンシリーズ的な真面目”風”の007へと変わったような感じでしょうか。
かなり味付けが違うので、どちらが上というよりも、どちらが好みかによって評価が分かれていそうな気がします。

私は個人的な好みから、今回からのクレイグ版ボンドはブロスナン版ボンドにあるような一種の”軽さ”が無いので、かなり気に入っています。
普段の冷徹な様子もさることながら、敵を逃してしまいそうな時の「ふざけんな、チクショー!!」というような熱さが表情ににじみ出る様子なども、応援したくなりますね。
クール過ぎず、時々人間臭い部分を出してくるのが良い。

ビギンズものなので、007初心者にも◎

長きにわたって愛され、大量のシリーズ作品が世に出ているものに途中から飛び込むのは、なかなかの勇気と時間と労力を要します(たとえストーリーが繋がっているわけではないとしても)。
そんな私たちに嬉しいビギンズもの、リブート(再始動)ものが最近の映画界では流行っていますが、この「カジノ・ロワイヤル」もそのひとつ。

ストーリーはボンドが”00(ダブルオー)”になる前のところからスタート。
上映開始後まもなく”00″に昇格するも、まだまだ迂闊で失敗だらけ。
ピンチに陥る度に力ずくで解決してしまうボンドは全然スマートじゃないけど、そのパワフルさがまた魅力。

2時間半近い長尺ながらも、飽きさせない展開

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といいながらも、ポーカーシーンは人によってはダレてしまうかも

エンドロールを含めると2時間半近くになる上映時間。
ボンドは世界各地を飛び回り、テロ組織の資金源に深く関わる男を追い詰めていきます。

「カジノ」の名がつくタイトルの通り、中盤はポーカーでの対決シーンに割かれます。
途中、アクションやアレやコレやを挟み込んで飽きない作りにはされていますが、アクション一辺倒が大好きな方はここでダレてしまうかもしれません。
ポーカーシーンのオチなんていうのはだいたい決まっていますし、某カイジみたいに((ざわざわ))しませんしね。

とはいえ、敵味方が一堂に会しての静かな戦いは、各人の演技力・カリスマ性の高さも相まって相当な緊張感があります。
この規模のアクション映画でそういった地味な戦いを山場に持ってきているのも珍しいですが、このポーカーゲームはそれに耐え得るクオリティを持っていると感じます。

本気の恋は成長促進剤として。

ジェームズ・ボンドという人は、毎回ボンド・ガールを変えて、毎回色んな女性と熱くも浅い関係を築いているイメージがありましたが、今回は少し事情が違う様子。
もう本気のベタ惚れの、身も心も捧げる勢いの恋をしてしまいます。
相手も途中からノリノリなので、見てるこちらが恥ずかしくなってしまう。
まぁ出張で一緒になった女性とそういうテンションになってしまうのはサラリーマンのみんなならわかr((何もないです

しかしジェームズ・ボンドたる人間にそんな恋が無条件に許されるはずもなく、ボンドのスパイとしての成長を促進させる材料として使われてしまうあたり、悲劇的。
その辺は次回作「慰めの報酬」まで尾を引いていくことになるのだけど。

総評

先代までの007を知っているとまた評価が変わるのかもしれませんが、初めて007に触れる作品としては十分にオススメできる作品となっています。
少しお話が複雑(なように見せかけている)ところがあるので、1度観ただけでは話がよくわからないという方も居るかも。
まぁ、もう1回観てください。

関係ないけど、制作会社の都合か、ソニー製品で溢れ返った映画になっています。
イギリスの諜報機関と専属契約なんてすごいぞソニー。

2015.11.29追記:
続編「007 慰めの報酬」の感想記事書きました。
よろしくどうぞ。

キャスト

  • ダニエル・クレイグ

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6代目ジェームズ・ボンドの役を射止めた時点では酷評の嵐だったようだけど、「カジノ・ロワイヤル」公開後は絶賛の嵐の様子。
「トゥームレイダー」「カウボーイ&エイリアン」「ドラゴン・タトゥーの女」などは日本でも知られているけど、2012年「007 スカイフォール」の次に出る映画が今年の「007 スペクター」らしいです。
えらい間空きましたね。

  • エヴァ・グリーン

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くっそ美人。
「ドリーマーズ」「300〜帝国の進撃〜」「シン・シティ 復讐の女神」など、やたら露出狂のイっちゃってる女性の役が多いですよね。
今作の役は至極マトモ。

  • マッツ・ミケルセン

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2015年11月時点で、他に出演されている映画を鑑賞出来ていませんが、今作ではすごく頭の良さそうな悪役を上手く演じておられます。
今作の悪役、実はやってることからして結構小物だったりするのだけど、この方の演技のせいで超大物悪党に見えてしまう。

  • ジュディ・デンチ

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ジェームズ・ボンドの上司である「M」の役を、ダニエル・クレイグがボンドを務めるよりももっと前から演じておられる方。
迫力ありすぎです。


視聴環境
ブルーレイ版、英語音声にて鑑賞。Dolby Digital 5.1ch
 ・TV:ソニー BRAVIA KDL-40V5
 ・AVアンプ:ヤマハ AX-V1065
 ・ヘッドフォン:beyerdynamic DT990pro