【映画】ジュラシック・ワールド 感想~ヒロインがいい。身のこなしがゴリラゴリラしてるけど、でも特徴的な美人ですごくいい。【レビュー】

映画

評価

感想

なんやかんやで、シリーズ6作ある2022年時点では一番好きやねんわ。

流行りのウン十年越しリブートかと思いきや、しっかり1~3の続編なんだよね。そのおかげで、恐竜を蘇らせるプロセスだとか倫理的なアレとかは「いや、もう同じ世界観で3作もやってるし皆分かってるよね?」ということで、あまりダルくない。もちろんご新規さんへの配慮もしつつ、今回はただのスピンオフじゃねぇぞと気合いの入った新装開店ぶりもじっくりゆったり見せてはくれるけど、そろそろ1発が欲しいなと思うぐらいの所で目の覚める爪痕を刻んでくれるので良いね。

あと主人公2人がとにかくタフ。特にヒロインがいいよね。1作目でローラ・ダーンが「女性が活躍できないなんて偏見は、またの機会に」してしまったばっかりに、続編ではポンコツ女ばかり出てきてたけど、ここへ来てすごいのが来たよな。数カット後には恐竜を素手でどついてそうな迫力がある。身のこなしがゴリラゴリラしてるんだけど、でも特徴的な美人でいいよ。すごくいい。

小ネタも色々あって、ぶっ壊れた乗り物から伸びるヒト族の足跡で身内の生存を確信するくだりとか、ティラノに発煙筒の件とかは、ちゃんと復習した人はニヤリとできるとは思う。後者は魅せたいがためのこじつけな感じはあるけど、十分活かしきってたのでマルでしょう。

だけど、恐竜再現のために混ぜ込んだ別の生き物の遺伝子が影響して、予想外の生態を示してエラいことになるくだりは、リスペクト小ネタというよりは単なる焼き直しだよねという感じもあるね。エンタメのためとはいえ、知能指数下げすぎじゃないのかな。わざわざ初代パークのアジア系科学者を連れてきたのにそこ改善しないんだ、と。

終盤の展開についてちょっと。(クリックで開く)

好きなシーンいっぱいあるんだけど、やっぱり終盤に発煙筒炊きながらティラノ呼びにいくの最高やでな。美人がゴリラでタンクトップで煤にまみれて汗テカらせて暗闇に発煙筒、応えるティラノ。ええ絵面や。ナンボでも見れるで。ほんで何で無事やねんゴリラ。

散々だな、と思うのはゴリラの甥っ子たちの世話を押しつけられた部下のお姉ちゃん。そこらの映画で世界滅亡もくろんだり屈強なおじさんの姪っ子犯して殺したりしても、あんな酷い目には遭わないよ。監督は新婚の腑抜けた女に恨みでもあるんだろうか。まぁ気持ちは分かる。

本物の王と偽りの王が激突するくだり、数年後に某大怪獣の戴冠式でも大興奮してるから好きなんだよな。遺伝的に組み込まれてるんだよ、たぶん。滾るんだぜ。まぁオチはアレなので、ブルーレイディスク入れて見始める度に「どうせ最後はティラノじゃないやつのパックンチョなんだよなぁ」とか思うんだけどね。

古(いにしえ)のシリーズをリメイクしたりリブートしたりは余計なことして「やらんでよかったやん」になりがちだけど、今回はしっかりやる意味あったと思います。ここからの続編も良い感じやしね。

以上。
ほな、また。


画像引用元:マイナビニュース「『ジュラシック・ワールド』シリーズ、金曜ロードショーで2週連続放送」

コメント

タイトルとURLをコピーしました