【映画】『 スーサイド・スクワッド 』感想~ハーレイ・クインがめたくたに可愛い裏で悪役オールスターズ感に欠ける面々【レビュー】

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評価

感想

当方、DCユニバースにはあまり詳しくないんだけど、素人目に見ても登場キャラクターに悪役としての迫力がなさ過ぎる印象。

ハーレイ・クイン嬢だけはズバ抜けてキャラが立っていてカワイイのだけれど、それ以外はなんだか二軍っぽい脇役の寄せ集めで、オールスターズ感が皆無やね。かの有名なジョーカーも出てくるけど雑魚感すごくて、ただの顔色の悪いチンピラ止まり。先人が偉大かつ今作ではチョイ役過ぎて、演者にとっては酷だったろう。

そんな第一印象最悪なキャラクター達でも、スタイリッシュでぶっ飛んだワルいアクションで上手く観客を引き込んでくれればいいんだけど、そうはならんかった。テンポ悪いし作りも雑なキャラクター紹介に開幕から数十分費やされた上、襲いかかる危機も「身から出た錆」というほかなくて、ノろうにもノれない空虚な時間が続くのしんどい。

アクションシーンは何とかスクリーンでも観られるレベルに仕上がっているかな。没個性気味な集団にあってハーレイ・クインが楽しそうに踊り狂う様は可愛いし、要所要所でキビキビ動いて画を引き締めるウィル・スミス氏はさすがの貫禄だなと思った。

そういえば途中から【内緒】になるキャラクターは、数年前にユニバーサルが自前のダークヒーロー・ユニバースを展開しようとして大コケした「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」の敵役に激似(どころか劣化版)だったわ。トム・クルーズ氏はアレをほぼ1人で倒したのだったっけ。あんまり覚えてないので、そっちも観て感想書きます。

さて、ここまでの評価はボロクソもいいとこだけど、それでも観る価値がありそうなのはやはりハーレイ・クイン嬢の存在。ウザダサワルカッコカワイイ。めたくたにかわいい。わけわかんない。すき。

もうハーレイ・クインだけで映画作ってくれたらいいのに、とか思った人はたくさん居ただろうし、彼らにとっても私にとっても幸福なことに「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey」なるビビッドでメチャカワな映画が公開されたよ。こっちも映画館で観てきたのでまた感想書きます。→書きました

以上。
ほな、また。

コメント

  1. […] 主人公ハーレイ・クインは、「スーサイド・スクワッド」に引き続き「ウザい」「ダサい」「ワルい」「カッコいい」「カワイイ」の全てを一身で体現する。今作では判断力・洞察力・ […]

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