【映画】CUBE(キューブ) 感想~メンバーの狂いぶりが記号的で、もうひとヒネり欲しい【レビュー】

映画

評価

感想

表題通り立方体の形をした罠だらけの迷宮から、見ず知らずのみんなで協力して脱出しようぜ!をやる映画。

日本国内でシチュエーションスリラーものを流行らせたのは「SAW(ソウ)」だったように思うけど、この作品はそれより随分前なんだね。いかにも低予算ながら、アイディアと内輪揉めで押し切っていくスタイルは予想を裏切らない(予想を超えても来ない)

トラップや謎解きの種類はそんなに多くないし、メンバーの狂いっぷりも概ね第一印象通りなので、90分は少し退屈に感じる。このあたりは、2020年を越えて模倣作品が山ほど出た後の時代にジャッジするのはアンフェアかもしれない。

グロ表現は序盤がピークなので、苦手な人も15分ぐらい我慢すれば大丈夫なはず。

続編も2作出ている模様。こういうのは欲張って風呂敷を拡げていくと「そういうのが観たかったわけじゃなくない? あれ??」みたいになりがちなので、期待し過ぎず観ることにする。

以下、ネタバレ有りです。


クリックで展開

最後までキレ散らかしていっぱい殺した人、極限状態とはいえ、さすがに記号的で扱いが雑過ぎるよね。最初からまぁまぁ粗暴な奴だから狂っても想定内だし、それなりに頭脳使って苦労して切り抜けたギミックをパワーで掻い潜って追っかけてくるのも、ちょっと興醒めやんな。

「座標:27」の伏線などギミック面はよく出来てたので、もう少し丁寧に殺していくとか、狂う人が予想外とかヒネりが欲しかったです。

どうでもいいけど、みんな腕力あるんだね。音を立てたら死ぬ部屋でみんな雲梯(うんてい)アクションクリアできたのえらいわ。私があの中に居たら途中で手を離して落ちてしまうと思うので、遠慮無く置いていってほしい。


以上。
ほな、また。


原題:Cube
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
キャスト:モーリス・ディーン・ウィント, デヴィッド・ヒューレット, ニコール・デボアー

画像引用元:Amazon Prime Video

コメント

タイトルとURLをコピーしました