【映画】『 チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~ 』感想~観ても想像は超えてこないが、大火傷もしない【レビュー】

映画

評価

感想

ただでさえ展開も結末もお約束通りになりがちなスポーツ青春映画のなかにあって、実話ベースとはいえご丁寧にもサブタイトルで高精度なネタバレをかましている潔さにはわらっちゃった。

中身もタイトルから期待される通りの内容と水準を満たしてて、観客にとっては絶対に想像は超えてこないけれども、絶対に大火傷もしない安心感のある出来ばえ。

1本の映画でチア部創立から3年間、クライマックスとなる全米大会の尺もたっぷりめに盛り込んで描ききったのはすごいね。部員同士でいがみ合って絶交状態のまま数ヶ月飛んでたりとか強引なとこもあるにはあるけど、尺が無いもん多少は仕方ないよ。

部員の出番配分もバランスが良いね。基本的には広瀬すず、中条あやみ、山崎紘菜の一般的にも顔が分かり良い?3人を主軸として捉えたら、後はサブメンバーとして超動けるデブ(褒)や媚びアイドル系ウザキャラ、2年次以降の後輩たちが、欲しい時に欲しいだけ前に出る。サブメンの画面への出入りはキレが良く、欲張り過ぎずに程よく見捨てられているのが良いね。

ダンスシーンは、クライマックスに重心を置いて(そこに至るまでのダンスはほぼ捨てて)力量不足を演出の熱量で押し切る解を採用。

地方大会から全米大会まで毎回ハイレベルに踊り狂って尺を使うのは最初から期待していない本作の主題ではないのだと思う(それが出来るに越したことはないけど)ので、道中にあたる地方大会から日本全国大会までのダンスが大幅オミットされるのは許容範囲かな。ダンスのレベル感にしても、毎日朝夕いっぱい練習出来る女子高生と違って、各自仕事を多数抱えた勢いある若手女優を使うのだから、少々甘いクオリティでも仕方ないね。

総じて、正確な取捨選択とエネルギー配分でもって実現された物語はノーストレスで快適だけど、やっぱり毎分毎秒、観客の想像に沿いながらも超えてこない残念さもあるね。マクドナルドのハンバーガーみたいに、贅沢は言わないから手軽で美味しいものが欲しい時に、ブレの無い期待通りの味が返ってくる安心感こそ、本作の魅力なのかな。

以上。
ほな、また。

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