【映画】ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク 感想~怪我でほとんど寝てた博士のリベンジ + 無能人間博覧会【レビュー】

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評価

感想

まぁそりゃ続編は作られるよな。前作で酷い目に遭った主人公のひとりが、「舐めてかかっている」連中と一緒に現地へ戻る羽目になる。続きもの2作目としては王道やね(ほんまかいな)

今回の主役は前作から続投のイアン・マルコム博士ということで、実は前作では恐竜バトル初戦でぶっ飛ばされて足を怪我、以降敗退して部屋で寝てるんだよね。たまに無線で支援とかはしてたけど。

昔からシリーズ観ていて偉そう存在感あったので、前作の体たらくはぶっちゃけ意外だった。そうか、給料泥棒か。そらしゃーないので、だまってはたらけ。

そんなこんなで一応ジュラシックパークを舞台にはしているけれども、実際には今作、無能人間博覧会と化していてよろしくない。

初登場となる主人公の恋人と娘がタッグを組んだ、いらんことしいのポンコツガールズが大小様々の火種を撒き散らすので、序中盤からお腹いっぱい。「恐竜より先にコイツら何とかしろよ」と思っていたら、あれよあれよという間に人数がめっちゃ増えてしまい、ソイツらがまた無能ぶりを重ねがけしていくのでかなわん。そういうのは低予算B~C級パニック映画だけにしてほしいんですよね。

ガールズは後半で見せ場もないわけじゃないけど、その程度じゃ前半の負債は全然返済できてないので反省してほしい。

ストーリーとかは関係ないんだけど、全体的に画作りが眠いというか、ピントが甘い印象を受ける。映像ソフトの形態にもよるのかもしれないけど、Amazon Primeではちょっと気になった。


終盤の展開についてちょっと。(クリックで開く)

目玉商品の「島の王子、サンディエゴへ行く!」な急展開はわりと気に入っている。ジャングルで鬼ごっこをやった後は絶対観たいやつだもんな、これ。プレデターだって通った道だもの。

ここを散らかし過ぎずに、前半の要素も活かして無理なく着地させたの偉いよね。もっと欲張って街中パニック見せたくなっちゃうもんな。

(なお約25年後のシリーズ6作目にして、むちゃくちゃ欲張って長尺ド派手恐竜チェイスを街中で成功させてしまう鬼才が現われる模様。仕方ないよな、イアンがアレをやるには、身体能力とか色々足りないし、、、)


いうてもパークはもう閉鎖してるわけで、この後もずるずると初代未満~以下程度の規模感でしか続編は観られないんだろうな、と予感させる感もあるね。なんか手放しでハッスルしきれないイガイガが気になるのでちょっとね。そのあたりの答え合わせは今後のシリーズ作品にて。

長い女優キャリアで仕事できる人もできない人も華麗に演じ分けるジュリアン・ムーアが、今よりちょっとお顔ふっくらしていて面白い(良いとは言っていない)

以上。
ほな、また。


画像引用元:Amazon

コメント

  1. […] ぶっ壊れた恐竜遊園地の跡地に出かけていったら傭兵さんたちと遭遇するくだりも含めて、旧3部作のロストワールドの焼き直しではある。けれども、けっこうアレンジが効いているおかげで、最後まで飽きずに観られたよね。 […]

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