【ドラマ】『 模倣犯 』感想~無駄の少ない構成と豪華なキャスト・キャラクター掘り下げで4時間耐えられる

【ドラマ】『 模倣犯 』感想~無駄の少ない構成と豪華なキャスト・キャラクター掘り下げで4時間耐えられる
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模倣犯

CopycatCriminal

模倣犯 作品概要

2016年 日本
原題:
監督:松田秀知
キャスト:
中谷美紀
坂口健太郎
橋爪功
岸部一徳

累計420万部を突破した宮部みゆきの代表作を中谷美紀、坂口健太郎ほか豪華キャストでドラマ化。未曾有の連続誘拐殺人事件の真相は…?
公式サイトより引用)

総評(少しネタバレ)

評価:

原作未読。2002年に映画版が公開されたが、これも未見。
個人的に宮部みゆき原作の映像作品はショボいのが多いイメージを持っていたが、このドラマ版は物語の構成と演出が巧く、見応えがあった。

全体を通して比較的無駄の無い構成になっていたし、端から端までキャストも豪華で見飽きない。
特に、被害者遺族として登場する豆腐屋店主(演:橋爪功)は役者の演技も然る事ながら、キャラクターの掘り下げに深みがあって引き込まれた。家族を理不尽に奪われながらも日常を粘り強く続ける逞しさを見せていた男が、最後の最後にこれを崩して慟哭する様には、奪われた命と日常が決して戻ってこないことを痛感させ、こみ上げるものがあった。
(如何にもテレビドラマ的で、多少クドい面もあったけれど)

惜しむらくは、話が長いわりにずっと犯人に振り回されっぱなしで、主人公-犯人のパワーバランスが良くない(追い詰めていく感じが無い)のと、そのわりに終盤で犯人の牙城が崩れる過程があっさりしているのがアンバランスに思えた。
事件解決に際しては作品タイトルの意味が「そういうことか!」と分かるアハ体験(死語)的要素もあって面白いのだが、前・後編合わせて4時間超の長尺に付き合わせた末の対決は、もう少し迫力のある打ち合いが見たいところ。

以上。
ほな、また。

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