【映画】『 長い長い殺人 』感想~役に立たない財布の目線と無駄な伏線

【映画】『 長い長い殺人 』感想~役に立たない財布の目線と無駄な伏線
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長い長い殺人

nagai_satsujin

長い長い殺人 作品概要

2008年 日本
原題:
監督:麻生学
キャスト:
長塚京三
仲村トオル
谷原章介
平山あや

直木賞作家・宮部みゆきの同名ベストセラーを映像化したサスペンス。ある連続保険金殺人の行方を、事件を追う刑事らが持つ“財布”の目線で浮き彫りにする。
MovieWalkerより引用)

総評

評価:

原作未読。
映画タイトルに嘘はなく、2時間超の尺が非常に長く感じられる作品だ。
異なる登場人物の視点から話が浅く広く緩く展開していくが、そういった作品に期待されるような、終盤にかけて点と点が繋がっていく気持ちよさは無い。
長い時間をかけて語られる劇中の要素は事件の核心から遠いダミーや重要度の低い物ばかりで、無駄な伏線が多い印象を受ける。

作品は複数の章立て構成になっていて、各章開始時の語り部は、章の主役となる人物の財布が担うことになる。本来は物言わぬ財布の視点から、持ち主の性格や状況を抽象的に話す手法は目新しいのかもしれない。
しかし事件解決に向けて財布が他の物的証拠よりも決定的な役割を果たしているわけではないため、わざわざ財布に感情を持たせて語らせる必要性が薄く、アイディアをうまく活かせていない。

もう少し短い尺で緩急をつけて、財布に語らせたいならその重要度を上げることも含めて練り直せば、もう少し満足のいく作品になっただろう。

以上。
ほな、また。

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