ホワイト・スペース
ホワイト・スペース 作品概要
2019年 アメリカ・ハンガリー
原題:Beyond White Space
監督:ケン・ロクスマンディ
キャスト:
ホルト・マッキャラニー
ズライ・エナオ
ジョッコ・シムズ
デイブ・シェリダン
ティファニー・ブラウワー
近未来の宇宙を舞台に、伝説のドラゴン型エイリアンと人間たちが繰り広げる死闘を描いたSFスリラー。西暦2156年。地球上の食料は枯渇し、人類は地球外生命体を新たな食料源として生き延びていた。「食料」を捕獲する惑星間漁船の船長リチャードは、謎の空間「ホワイトスペース」に生息する伝説のドラゴン型エイリアン「天龍」にかつて父を殺されており、復讐を果たすべく捕獲に向かう。しかし龍の体内に生息する寄生虫が船内に侵入し、クルーの体を乗っ取って次々と仲間たちを襲い始め……。
(映画.comより引用)
感想
評価:
近未来と言いながら古臭さ全開のセットとか、無駄にタンクトップ + 汗でセックスシンボル街道まっしぐらな女性陣が居るといった、C級SF映画の基本要素は抑えられている。加えて、宇宙空間での竜とパワードスーツの戦いに使われたVFXは意外にもレベルが高く、ちょっと期待度が上がった(のは大きな間違いだった)
途中まで5つ星満点のうち2つぐらいあげられそうな雰囲気はあったけど、後半で擁護出来ないヤラカシが発生したため残念ながら星1つ。敵として立ちはだかる天龍も、仰々しい設定が盛り込まれていたのにまるで活かされなかった。それなりにキーワードとしてフォーカス当たってたはずのホワイト・スペースって結局何やってん問題。
用意しておいた素材をロクに活かさないまま、わーわー言ってたら終わってた。これはあきません。
ヤラカシの中身(ネタバレ有)
- 敵味方問わず、後半まで生かしておいたキャラクターの死に際が、無意味かつタイミングもおかしい。
無駄死にさせるなら早めに死なせておけ。特に、中盤そこそこ尺を食い潰した後、勝手に追ってきてほとんど見えないとこで死んでた盗賊連中のカシラ。主人公達を追わせるなら、ここぞ!ってタイミングで主人公の盾にされて死ぬとかすべき。 - いくら何でもラストがやっつけ過ぎ。
この規模感の映画で続編などあろうはずもないのに、何も片付かないまま終わる。(もし続編出たらごめん!) - 天龍が守ってると噂のホワイト・スペースとは何だったのか
ただのデカい龍やん!? ホワイト・スペースって結局何だったんですかね。最後、冷凍睡眠しながらそれっぽい光に包まれてた感はあったけど、それに触れたからどうなるねん。
龍も主人公からすれば親の仇だったのに、一矢も報えないままパックンチョされて終わったし、この映画が目指したかった所が何なのかさっぱりわからない。
あのやっつけラストからどう展開していくのが楽しみなので、万が一続編出てたら教えてください。
以上。
ほな、また。
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