【映画】『 山猫は眠らない3 決別の照準 』感想~プロットは悪くないが、アクションの無茶が過ぎるとか。

2019-01-26

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山猫は眠らない3 決別の照準

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山猫は眠らない3 決別の照準 作品概要

2004年 アメリカ
原題:Sniper 3
監督:P.J.ピース
キャスト:
トム・ベレンジャー
バイロン・マン
ジョン・ドーマン

↓前作

【映画】『 山猫は眠らない2 狙撃手の掟 』感想~火薬量とアホっぽさアップ、渋み大幅ダウンの残念仕様

感想(ネタバレ無し)

次回作よりベケットJr.に主人公交代となるため、2019.01現在ではシリーズ中最後のトム・ベレンジャー主演作となる。
(完全引退ではなく、今後脇役として何度も出てくるが)

闇落ちしたかつての仲間を討ちに行くために、ベケットはジャングルへ入っていく。
ベトナム帰りという属性を持った兵士を主役に据えるなら、ジャングルの穴蔵に数十年経ってから戻って行くというプロットは「アリ」な選択だ。
前作までは戦場に軸が寄りまくりの世捨て人という印象のベケットだったが、冒頭から民間人と交わって社交性を発揮するシーンもある。
狙撃の技術と経験にフォーカスした前作までと変わって、過去と現在の両面からベケットという男の人間らしいパーソナルな部分に迫っている作品と思えた。

ストーリー面はまぁまぁ良いのだが、アクション面・兵士としての技術面では、描かれ方がアンバランスな印象を受ける。
「ワンショットワンキル」が聞いて呆れるような凡ミスをかましたり、洞窟内ではスピード感のないノソノソアクションで観る側を不安にさせる。
一方で、ハンドガンで遠距離のスナイパーを返り討ちにしたり、マンガのようなトンデモ理論を実行に移して敵を倒す見せ所もあったりする。
そういった、練度と質に一貫性のないアクションが随所にみられ、ストーリーの都合で強くなったり弱くなったりという印象が強く残った。

なお今回のバディは現地警察のイケイケの二丁拳銃マン。
前作から続いて、既に厳かな玄人向けスナイパー映画ではない中で、初老のベケットと対照的なB級アクション担当として悪くない働きをみせている。

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総評として、初代〜前作と観た慣性で見れなくはない作品だが、色々と粗も目立つので人に薦めるには厳しいものとなっている。
B級映画として割り切って観ることが出来たなら、次回作以降はまた雰囲気が変わるので、引き続きお付き合いしてみてもいいと思う。

以上。
ほな、また。

次回作↓

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