【映画】 アンノウン 感想とか。

2018-05-04映画アンノウン, ダイアン・クルーガー, リーアム・ニーソン, 感想, 映画

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ポスター

作品概要

2011年 アメリカ・ドイツ
原題: Unknown
監督:ジャウマ・コレット=セラ
キャスト:リーアム・ニーソン
ダイアン・クルーガー
字幕翻訳:石田泰子

感想(ネタバレ無し)

ネタバレ有の感想は後回し。

極力ネタバレは喰らわない方が楽しめるタイプの映画だとは思うので紹介の仕方に困っていたところ、
U-NEXT上の紹介欄がどシンプルで丁度良かったので以下引用。

交通事故に遭った男が4日間の昏睡から目覚めると、見知らぬ男が自分を名乗っていた!
(U-NEXT アンノウン紹介文)

作中の状況は上記よりもういくつか「なんでや!?」なことに溢れてるので、この程度の情報なら問題ないかと思う。

リーアムさんとコレット=セラ監督は以後ペアを組んで複数本の映画を世に出しており、今作はその1作目である。
後に続く作品同様「この後どうなるの!?」感の演出は素晴らしいもので、真相がわかるまでのミステリー的な意味での没入感はすごい。
(念のため、細かい所とか「そもそも」を考え出すと粗が目立つ旨、同コンビによる後の作品同様であることも書き記しておく)

タイトルの「アンノウン(Unknown)」はknown(知られている、わかる)に否定のunがくっついて「わかんね」「何者?」って感じの意味。

全力で話題を逸らすが、大学の英語授業で先生が教えてくれた接頭辞という考え方は色々と便利である。
「un」「dis」「in」「im」が頭につけば否定なので、極論を言えばそれらが付く単語自体はわざわざ接頭辞付きで覚えなくていいし、
単語の頭につく接頭辞とは逆に単語の後ろに付く接尾語というのもある。(「able」「en」等)
「believe」が「信じる」という意味だと知っていれば、「unbelievable」は否定を表す「un」と可能を表す「able」がついているので「信じられない」という意味だと推測出来る。
アンビリーバボーぐらいはサクッと覚えられるが、膨大な英単語を前に片っ端から覚えにかかるより推測する力を身につけておくと、英語を読むシーンでは意外なほど便利なので活用する価値はあると思う。

…話を映画の方へ戻します。

事故に遭い、数日爆睡して帰ってきたら見知らぬ男が我が物顔で自分の名前を名乗っている。
「お前誰やねん」と聞いたら「お前こそ誰やねん」と聞いてくるのだが、身分を証明する点において何故か向こうの方が圧倒的に有利。
みんなにボロクソ言われて街に飛び出した後の孤独感は、喧騒の中でポツン、と途方にくれるリーアムさんの表情からよく伝わってくる。

画像1

色々あってリーアムさんとペアで動くことになるダイアン・クルーガー演じるタクシードライバーの姉ちゃんは、
1人でもグイグイ歩いていける系女子なので安心して観ていられるし、美人。よき。

観終わった後に「あれってどういうこと?」となりにくい程度に、散らかした物はちゃんと回収している映画である。
難点を挙げるとすれば、主役2名の行動に対する動機の表現と作り込みが薄いぐらいか。

ダイアン・クルーガーは話に乗ってきてくれないと作り手も鑑賞者も困るのだが、
事の大きさに対してあまりにも簡単にアクションを起こして土俵に上がってしまうし、
巻き込まれた一般人枠のはずなのに、何が起こってもわりとメンタルノーダメージで、逞し過ぎな印象を受ける。

主人公リーアムさんが謎の真相を知ってからの行動も、従来の行動規範を変える根拠となる要素がunknownなままであり、
その辺ちょっと粗いなぁ、と思わざるを得ない。

画像2

謎が謎を呼んだりはしないし一部が先述の通り雑だし、ストーリー自体も終わってみればシンプルではあるのだが、
見せ方が上手なので2時間弱、損しない程度には楽しめるのではないかと思う。

感想(ネタバレ有。鑑賞後の人向け)

以下、ネタバレ込みでの感想。





終わってみれば、リーアム無双じゃなくてダイアン無双だったなぁという印象。
リーアム様は結局1人しか倒していないのに、素人のはずのダイアン姉ちゃんは3人殺っている。
殺し方も、正当防衛的な側面はありつつも自らの強烈な意志が無ければ為し得ないものであり、アサシンとしての素質有り過ぎ。

もしも暗殺集団セクション15に残党が居たならば
エンドロール後に主役2人を地獄の果てまでも追って来ようが、
ダイアン姉ちゃんならなんだかんだで返り討ちにしてしまいそうだ。

主題の謎の真相については、丁寧に風呂敷広げたわりにはちょっと安易かなぁという気もしないでもないが、嫌いじゃない。
しかしリーアム様覚醒時点で敵は雑魚が1人残っているだけ、ということもあって、ちょっと不完全燃焼感はある。
まぁでも「お前を殺す技術は覚えてるぞ」はカッコよかったので許してしまえる。

おまけの教訓:
爆弾を設置する時は、ちゃんと自分で遠隔から強制解除出来る仕組みを実装しておくこと。

以上です。
ほな、また。