【映画】『 山猫は眠らない7 狙撃手の血統 』感想~ファン待望の全員集合! Jr.は一人前になれたか

映画

山猫は眠らない7 狙撃手の血統

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山猫は眠らない7 狙撃手の血統 作品概要

2017年 アメリカ
原題:Sniper:Ultimate Kill
監督:クラウディオ・ファエ
キャスト:
チャド・マイケル・コリンズ
トム・ベレンジャー
ビリー・ゼイン
ダナイ・ガルシア

↓前作
https://fravexe.com/sniper-ghost-shooter/

感想(ネタバレ無し)

待ちに待った全員集合のとき

1つの映画シリーズが7作まで行くというのは、なかなか無いものだ。
全体の傾向としてSniper感の無い展開も多かったし、規模からしても大作というレベルの物ではない。
それでもこのシリーズは、主人公を親から子へ変えながらも、ちゃんと親世代の古株を出し続けながら、それなりに1つの歴史を積み上げてきたと思う。
そんな中、主人公ベケット親子に加え、第1作で先代ベケットの相棒を務めた男も含めた、主要メンバー3名がいよいよ一堂に会することとなった。

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特に、交代でベケットJr.の面倒を見ながらも共演が果たされずにいた先代と相棒の再会は、第1作から粘り強く鑑賞を続けてきた視聴者にとっては非常に感慨深い。
お互い色々あっただろうけど、全部笑い飛ばしてしまうシニアの余裕はさすがである。
(なお、先代ベケットは現役を退いて指揮官的な立ち回りである。
さすがにこのご老体にアクションを求めるのは酷だろう)

ベケットJr.氏、ついに活躍す

今まで活躍していなかったわけではないのだが、美味しいところを親に持っていかれるとか話の筋が良くないとかで、イマイチぱっとしなかったベケットJr.
しかし今作では、先代たちに囲まれながらも意地を見せ、彼なりの見せ場をちゃんと作って主導権を握っていたと感じた。
「Sniperとは。狙撃の美学とは。」と根本的なところから哲学したくなるトンデモ要素は、相変わらずというかむしろ強まっているが、「これに付いてこれない爺さん達の席はないよ」と言わんばかりにエネルギッシュで素晴らしい。
前に出すぎないオジさん達のお膳立てもしっかり効いていて、主人公交代から3作目にしてようやく、若き主人公を立てようという気概が作品全体から感じられた。


新旧の主要メンバーを集めた上で、ベケットJr.をやっと一人前の扱いにしてあげたこと、シリーズの転換点として評価したい。
ただし、口酸っぱく言うようでアレだが、スナイパー映画として観たときには残念な部分が多い点は、最後に改めて強調しておきたい。

以上。
ほな、また。

コメント

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