【映画】『 大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 』感想~人類癒着型でない最後の昭和ガメラ

【映画】『 大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 』感想~人類癒着型でない最後の昭和ガメラ
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大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン

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大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 作品概要

1966年 日本
監督:田中重雄
キャスト:
本郷功次郎
江波杏子
夏木章

前作↓
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感想

長過ぎた導入部分

モノクロ作品だったシリーズ1作目から一転、カラフルな映像になった続編。
前作ラストの衝撃的な対ガメラ決定打が全然決定打じゃなく、再始動したガメラにあたふたしてたらもう1体怪獣が現れてエラいことになる。
(同時に、ガメラが宇宙航行も出来ることが判明する。太古の大亀すごいやん)

上記、怪獣映画の2作目として順当なパワーアップだが、その状況が揃うまでに上映開始から30分以上かかってしまうため序盤からテンポの悪さが目立つ。
序盤の数十分は、欲にまみれた大人達が他国の部族相手にチャカを振り回しながら宝石目当てに洞窟に入った上に内輪もめを始める様子を長々と見せられることになる。
このシーンがあることで、映画の後半ちょっと美味しい展開が用意されてはいるのだが、もうちょっとスピーディーに導入出来なかったか。
怪獣プロレス目当てに劇場に足を運んだ子供達が果たしてこれに耐えられたのか、疑問だ。

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怪獣バトルが始まってからは良質。人間も大活躍!

ガメラの敵役バルゴンが登場し、自身の技紹介のために大阪城周辺をボロボロにするまで何とか耐えたら、後は上手い具合にガメラとバルゴンがかち合って互いに「オマエ、生意気だぞ!!」ぐらいなテンションで決闘を始めてくれる。
途中から人間たちもボケーっと見てるだけというわけにもいかなくなり、前作のように科学力を結集して戦いに参加する。
また今回のガメラは長い昭和ガメラシリーズのなかでまだ(かろうじて)人類に対する脅威であり続けている最後のガメラなので、人類癒着型怪獣が嫌いなお客様におかれては、本作を最後の昭和ガメラシリーズとして捉えて差し支えない。
あと前作で猛威をふるったダメだよぅ少年は出ません。同じぐらいうざい欲にまみれたオヤジはいるけど。

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子供向けに楽しいか?と言われるとよくわからないが、前作と併せてマトモ指数の高い怪獣映画なので、前作がそれなりに楽しめて時間が有り余っていたら観ても損はないと思う。

以上。
ほな、また。

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